ADHDでもチャレンジしていいのか? ADHDだから逃げた方がいいのか?
先日こんなご相談がありました。相談者は58歳・女性、みどりさん(仮名)。54歳で公務員を早期退職されて、一念発起してカイロプラクティクを学び、8人の共同経営という形でお仕事されているそうです。
みどりさんは、仕事は楽しいけど、ご自身のADHDとの向き合い方で悶々と悩まれ、質問をくださいました。
ADHDの症状として
ADHDは、厚生労働省のe-ヘルスネットにこのように書いてあります。
ADHD(注意欠如・多動症)は、「不注意」と「多動・衝動性」を主な特徴とする発達障害の概念のひとつです。ADHDの有病率は報告によって差がありますが、学齢期の小児の3~7%程度と考えられています。ADHDを持つ小児は家庭・学校生活で様々な困難をきたすため、環境や行動への介入や薬物療法が試みられています。ADHDの治療は、人格形成の途上にある子どものこころの発達を支援する上でとても重要です。
みどりさんは、具体的に何が問題なのか教えてくれました。特にあげたのは
⚫︎公務員の時は議事録が書けなかった
⚫︎お金の管理ができない
⚫︎時間の管理ができない
⚫︎やることが複数あると頭の中がグチャグチャで焦るけど、できない
ADHDでもチャレンジしていのか?
ADHDという病気を自覚しているみどりさんは、『ADHDでも、新しいことにチャレンジしていいのだろうか?』と悩んでいたそうです。
退職金が底をつきそうなくらいまで、お金を使いまくって、今、望む仕事はできてはいる。楽しいのも事実。
そうは言っても、稼ぎは15万、生活費は20万。マイナス5万円の赤字だから、このまま行ったら確実に退職金は底をつく。
どんどんお金が減っていくことで、みどりさんは、悩んでいたそうです。
『自分はADHDなのに、新しいチャレンジを成功させようなんて.. どんどん突き進んでいいのだろうか?』
『ADHDなのはわかっているんだから、もうここで、やめた方がいいのかな・・』
彼女は夫も子供もいて、お金に困る立場ではないので、たとえ退職金が0円になったとしても生活はできます。夫は、みどりさんに「普通に、パートでもしてお金を稼いでくれ」と、言うそうです。
さて、、、もし、あなたがみどりさんならどうしますか?
ADHDはただの個性
私は彼女に言いました。
「長年連れ添った、一番あなたのそばにいる夫がそう言うなら、それが正解だと思いますよ」
すると、みどりさんは、
「確かにそうですね。当たっていると思います」
私:「その意見に100%同意できますか?」
みどりさん:「できます。確かに・・」
私:「それで、みどりさんは、悔いのない人生だと言えますか?」
みどりさん:「・・・いいえ、悔いは残ります」
私:「ですよね。。だったら自分と戦ったらどうですか?」
みどりさん:「公務員も議事録が書けないから逃げて、今もお金がなくなったからやめようかなって逃げてますね・・」
何事も、逃走は楽だけと、闘争はき・び・し・い!
ADHDは発達障害の一種と言われるけど、みどりさんの話を聞いて、みどりさんは賢い方だと思いました。
ちなみに、私の子供の頃はADHDなんて言葉はなかったです。「ばあちゃん」の私に言わせれば、ADHDはただの個性です。
ADHDの弱点が「不注意」と「多動・衝動性」なら、強みは、「思ったことをすぐにできる行動力」です。その証拠に、みどりさんは、54歳で退職して、すでに別の仕事で独立しておられます。だから、みどりさんは、今 楽しいのです。
一方で、退職金が目減りしてきたことで、「ADHDの自分なのに、このままチャレンジを続けていいのか? 」と立ちどまったと言うわけです。もし、お金があればそのまま走り続けていたのに・・
成功者はステータスを上げ下げできる
私は、みどりさんに言いました。
「成功者は[9]の失敗をして[1]成功しているだけ。失敗のない成功者はいないよ。そしてね。失敗した時はステータスを下げられる人が、また努力して成功者になるんだよ。みどりさんは、ステータスを下げられますか?」
みどりさんは耳が痛いというそぶりで、
「そうなんですよーー。孫へのプレゼントとか、洋服とか、、お金があったときのように使っちゃうんですよ~」
私:「でも、今はお金がない状態ですよね。なぜ、そんなに見栄を張るんですか?」「お孫さんの教育のためにも、人はお金がある時もあればない時もある、その人生経験を見せてあげる教育者になるチャンスですよ・・」
みどりさん:「う〜〜ん、そうですね、、、ただの見栄ですね。その通りです。わかりました。見栄を捨てます」
ね、みどりさんのADHDの強みの部分は、すぐに決められることなんです。一緒に試算すると、見栄を捨てれば赤字にならないことがわかり、一安心となりました。
公務員という安泰を捨て、自分の道を進むと決めて、行動し、形にできたみどりさんは、本当は優秀な人のはずです。
私たちは、人生学校に生きている
小学、中学、高校、大学・・ずっとテストを受けながら、進級してきました。働くようになると、もう勉強しなくていいと思うかもしれません。
でも、違います!
私たちはオンギャーと言って【人生学校】に入学しました。【人生学校】の卒業は最期の時です。働くようになるとペーパーテストから、アクションテストに変わっただけ。神様から与えられたテストは「君は、学校で得た知識を、本当に、人の役に立つことに使えるのかな?」というアクションテスト。

だから、赤点だっていいんです。そのままにしないで60点、70点にする努力をすればいいだけ。
高校のテストで赤点取っても退学にはならなかったじゃないですか?次回、合格点になればいいんです。楽しいでしょ?
神様は優秀な人には難しい問題を出します。当然です。優秀だから、みどりさんは、知人・友人よりも難しい問題を出された・・そう思えたら、『自分はADHDだからダメだ』ではなくて、『やってやろうじゃないか!』と発奮すればいいだけです。
まとめ
相談の翌日、みどりさんからはこんなメールが来ていました。
・恥ずかしい
・戻りたい
・悔しい
・恐ろしい
・情けない
色々な思いが、自分の行動を止めてしまっていたようです。
私の問題を笑って捉えてくださったことで、私も笑えました。
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私たちは、何度も何度も生まれ変わって、人生修行をしています。でも、今の名前の人生は1度きり。
いいことには感謝し、辛いこと・イヤなことは、1つクラスを上がるためのテストです。ワクワクしてチャレンジしてテストに合格したいものです。
そのチャレンジの途中で得た教訓が、最期の時にあの世に持って還る宝物ですから。
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この記事を書いたのは、ソウルフォースマイスター・片平悦子です。
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