潜在意識に刷り込まれた「お金 = 汚い」の原因とは

お金がもっとあったらいいな・・・
あなたはそう思って生きていませんか?
今回は、たくさん勉強し真面目に努力していたのにさっぱり生活が楽にならなかったDさん(男性、40代)の気づきを紹介します。
潜在意識の刷り込み|「えっ?お金って汚いの?」
「田舎の悦子の成功法則」本講座に4月から参加されているDさん。
彼は、講座中のワークである場面を思い出しました。
それは、小学1年生になった頃の出来事です。
D君がふざけて10円玉を口にくわえました。
すると、突然おばあちゃんがカンカンに怒ったというのです。
楽しい気分でちょっとふざけた小1のD君。
おばあちゃん:「お金は汚いんだから、口にくわえたらあかん!」
この瞬間、幼い彼の心には「お金は汚いもの」と刷り込みが入りました。
楽しい気分は吹っ飛び、大きな声で怒られてパニックになったD君。
一瞬で潜在意識に入ったお金の意味づけ
この時D君は、激しく、しかも予期しないタイミングで威圧的に叱られたことで混乱しました。
今までのD君にとって、お金は意味を持たないものでした。
良いものでも悪いものでもなく生活の中にいつも存在するものだったのです。
だからお金で遊ぶことも、口にくわえることも良いものでも悪いものでもない日常の一コマでした。
ところが、おばあちゃんにきつく叱られてしまいます。
そのことで、「お金は汚い」イメージがショックな気持ちと一緒にストーンと潜在意識に落ちてしまったのです。
潜在意識で「お金を汚い」と思っていたら
もしあなたが、潜在意識でお金を汚いと思っていたら、現実にはどんな行動を取るでしょうか。
・汚いものは遠ざける
・汚いものは近づけない
・汚いものはすぐ処分する
潜在意識(本音)で汚いものと思っているのですからですから、当然このような行動に出ますよね。
確かに本当に汚いものが馬のウンチなら、それでいいです。
でも、潜在意識で「お金=汚いもの」と想っていたら大変です。
先ほどの思考の論理で行くと
→ 汚いお金は遠ざける
→ 汚いお金は近づけない
→ 汚いお金はすぐ処分する
と、「お金」を遠ざけるようなことを無意識のうちにし始めます。
だって、お金は汚いと確信しているのですから。
「お金は汚いもの」も想っている人の行動
意識の90%以上を占める潜在意識。
大人になったDさんは、子どもの頃に潜在意識にストンと落ちた「お金は汚いもの」という認識などなく過ごしています。
でも、潜在意識に「お金は汚いもの」とインプットされた人の行動は具体的にどうなるでしょうか?
汚いお金は遠ざける=儲け話は遠ざける
汚いお金は遠ざけると想っていたら、汚いものは遠ざけたくなります。
例えば、不動産投資や株売買、事業拡大などのお金がもっと増える話は毛嫌いし、遠ざけようとします。
なぜなら、お金は汚いものですから、汚いものにまみれる生活なんて真っ平御免だからです。
汚いお金は近づけない=自分の商品単価をなるべく安くする
本音では「お金は汚い」と思いつつも、生活するにはお金が必要です。
「お金は汚い」のですから、生活できるギリギリは仕方ないとしても多くは近づけたくない心理が働きます。
すると、どのような行動を起こすでしょうか?
例えば、自分の販売している商品の単価を安くしようとします。
そして、値上げしたり高額商品をおくことに抵抗を感じます。
またお客様に何度もリピートしてもらって、売り上げを上げることに抵抗が生まれます。
この抵抗こそ、潜在意識の働きです。
頭ではお金が欲しいと思っているからいろいろ勉強し努力するのに、潜在意識では「お金は汚い」から近づけたくない。
その結果、いつまでたってもギリギリの生活ができる程度にしか稼げない現実が現れます。
汚いお金はすぐ処分する=少しお金が貯まると使ってしまう
潜在意識で「お金は汚い」からすぐ処分した方がいいと思っているのに、なんとお金がたまってしまいました。
その場合には、どのようなことが起こるでしょうか?
頭(表面意識)10%:うれしい。もっと貯まるといいな。
心(潜在意識)90%:お金は汚いから早く捨てないといけない。どこか捨てる先はないかな?
そしてやはり、90%の潜在意識が勝ちます。
例えば、前からほしかった時計が見つかったとか、自己投資はいいことだと次々とお金を使います。
もちろん自己投資はいいことです。
でも、本当に自分に合うかはしっかり考えて見るべきです。
このようにお金は汚いから、溜め込んではいけない、処分しなければいけないと想っていると、もっともらしい口実(表面意識)をつけては、たまったお金を使ってしまうことがあります。
まとめ
潜在意識に「お金は汚い」という刷り込みが入っていたDさんを紹介しました。
ここまで述べてきたように、お金を排除する現実の行動が無意識に起こるカラクリ。
驚きですが、潜在意識の刷り込みにあった「お金は汚い」が、今までのDさんの人生を作ってきました。
Dさんは運よく本講座に参加され、ついに気づきました。
そして、潜在意識って実は不思議なんです。
マイナスの現実を作っていた潜在意識の原因に気づくことができたら、なんと8割は解決できたも同然なんです。
潜在意識のマイナスのジメジメした想いは、白日の下に晒されるとパサパサに乾燥し、干からびて雲散霧消します。
さて、あなたにはこのようなお金に対するマイナスのイメージが入っていないか考えたことはあるでしょうか?
多くの場合、Dさんのように誰かの価値観が入っています。
探すときのポイントは10歳前の記憶です。
なぜなら、10歳までは周りの大人の言うことを無条件に受け入れるからです。
あなたも10歳までの間に、何かお金のマイナスの信念が入るような出来事がありそうなら思い出してみてください。
核心の出来事を思い出せたら8割解決ですから!
このブログを考えるヒントにしていただき、あなたに気づきがありますように。