【潜在意識 トラウマ】まずい!このままではまずい!そしてトラウマになってしまった

潜在意識にある【トラウマ】とは、心の傷のことです。子供にとっての1番の傷は、親に嫌われること。
小さい頃は『親に嫌われそうだ!』と感じる(=生存欲求が満たされないかもとビクビクしトラウマ発生)と『まずい!このままではいけない!変えなきゃ!』と思います。
そして、心の台本に何かを書込み、、嘘の自分・偽物の自分を演じ始めます。だってこのままでは親に嫌わて生きていけなかったら大変なことになるから。。。そのとき子供の心には、どんな嘘(偽)の自分の台本が書き込まれるのでしょうか?
そして、なんということでしょう。
その嘘(偽)の自分の台本に沿って、大人になったあなたの人生が展開し始めます。
今回は、たまたま私の娘が、「ついに気づいたよ」と報告をしてくれたので紹介します。娘は29歳。とても性格がよく、素直です。ですが、いつも2つの悩みの間で揺れ動いていたと言います。
1つは人の顔色を見て自分の立ち位置を決める。自分ではイヤだと思っても、つい嫌われない選択をしてしまう。
2つ目は努力しようとすると、急に気持ちが萎えてやりたくなくなるのだと言います。
人の顔色を見てしまう自分
『なぜこんな風に人の顔色を見る自分になったんだろう』と悩んでいて、なかなか変われずにいたのですが、あることがきっかけで、ついに気づきました。
それは、小学1年生の時のことです。夜、母と一緒にお風呂に入っていた時の出来事です。娘は父親がいない家庭だったので、お母さん(私)に「どうしてお父さんがいないの?」と聞いたそうです。すると、お母さん(私)は「ごめんね・・」と言って涙をこぼしたのでした。
それを見た娘。『ああ、お母さんを泣かせてしまった。2度と父親のことは口にするまい』と心に誓ったことを思い出したと言います。また、いつもは強くて優しいお母さんだったから、急に泣かれたことが、とってもショックだったのだそうです。
娘にこの話をされたけど、私は記憶にありません。びっくりのこの話を聞いて、そんなことがトラウマになってしまうのかと驚きを禁じ得ませんでした。
母親(私)にすれば、叱ったわけでもなく、体罰を加えたわけでもなく、ただシングルマザーだったので『子供に申し訳ないなぁ』と思ったらポロポロと泣けてきただけです。
考えてみれば、子供は両親がいるのが当たり前。お友達だってみんな両親が揃っています。なぜ、自分にはお父さんがいないのか疑問に思うのは自然ですし、それを母親に聞いてみるのもごく自然な行為です。
でも、ポロポロと涙をこぼした母親を見て、心優しい娘は『悪いことをしてしまった。母親を泣かせてしまった。もう2度とお父さんの話はするまい』と心に誓ったというのです。
こうして、予期しない母親の涙を見たことで『親を悲しませる子はダメな子、叱られるのも悪い子』と思うようになり、叱られない生き方・悲しませない生き方を選択するようになったようです。つまり、自分の主張や、やりたいことを通すのではなく、周りの顔色を見て過ごす大人になったというわけです。
努力しようとすると気持ちが沈む
努力しようとすると気持ちが萎えてやりたくなくなる・・・これにも、娘は原因がわからなくて悩んでいたようです。ですが、ついに、根本原因にたどり着いたと言います。
1つ目の出来事は、小学3年生の夏の授業参観のこと。ちょうどプールの時間でした。母親が見ているから頑張ろうと、4レーンを必死で泳ぎ見事1位になったのです。ゴールにタッチしてすぐ振り向くと、母親(私)はそこにはいませんでした。仕事で少し遅れて学校に着いたので、タッチの差でゴールする娘を見ることができなかったのです。娘はこの時『すごく頑張ったのに、1位になったのに、見てもらえなかった、評価されなかった、、』と失望したようです。
2つ目の出来事が追い討ちをかけました。半年後の小学3年の冬の参観日のこと。学校全体のスキー大会の時間でした。今回はしっかり母親(私)も見ていました。ところが、娘は乗っていたリフトからうまく降りられず、そのまま大勢の父兄達の前を通過してまたひとまわりすることになりました。
父兄たちは皆『あれれ?どうしたんだろう』と見ています。笑っている人もいます。悪い意味ではありません。ただ面白いこともあるものだと思って見ていただけなのですが、、
本人は『いつもはできるもん!これは私じゃないもん!』と思って、いつも通りにできなかった自分に失望していたと言います。
一生懸命頑張って練習したスキーを披露するはずの本番で、痛い痛い失敗をしてしまったことが、これまた深い心の傷になってしまったようです。(実際、私はかわいいやつ、狙ってできることじゃないし、みんなの笑いを取るのが上手だなとしか思っていませんでした)
それ以来、仕方なく頑張ってそこそこの点数をとり、そこそこの自分をキープはしますが、「すごく頑張らなければいけない場面になると、気持ちが萎えてしまうのは、この2つのことが根本原因だったようだ」と言っていました。
これを読んで、あなたはどう思いますか?
心の傷(トラウマ)って、親がどんなに頑張っても防ぎようもないことで起こっていると思いませんか?きつく叱ったとか、体罰を加えたとか、虐待をしたとか、、そんなことは一つもなくても、心の傷(トラウマ)はできてしまうようです。
逆に言えば、そこに人生の課題があるのかもしれないと感じます。
例えば、今回の私の娘の例で言えば、過去世でキリスト様の時代も私たちは親子でした。でも、私はキリスト様を信じて迫害され、子供と別れ別れになっています。お釈迦様の時代も私と娘は親子でした。でもその時は、私が出家してしまったので父親に育てられたのです。
だから、今世こそは、母親を独占して、母親の愛情を一身に集めたかったのでしょう。
そのため、あえて、母親がシングルマザーなら母親の愛を独占できると思って生まれた可能性があります。でも、過去世で2度も離れ離れになっているから、すごく母親に嫌われたくない気持ちが強くて、些細な些細な出来事と思われることに過剰に反応して、心の傷(トラウマ)を作ってしまった可能性も考えられます。そのことを話すと娘は妙に納得していました。
親として何をすればいい?
最善を尽くしても、私のように涙をこぼしただけでトラウマを作られたり、参観日に遅刻しただけでトラウマを作られるとすれば、親業は本当に厳しいなと思います。
唯一できるとすれば、親から見て『子供の心が傷ついたのではないか..』と感じた時は、親は子を抱きしめ、理由を話し「あなたが悪いんじゃない」ということを言葉で伝え納得させること。こんなことしかできないのではないかと思います。
そして、最善を尽くしても子供が心に傷を作るとしたら、それは人生の課題かもしれません。今日の内容があなたの人生の課題を解くヒントになれば嬉しいです。
読む方によっては、『29歳にもなって、そんなことで悩んでいるの?』と思うかもしれません。でも、私の個別相談を受ける方の多くは、40代後半から50代の方々です。60代に突入している方もおられます。
私は、40代でも50代でも60代でも、生きているうちに気づいたもん勝ちだと思っています。だって、気づかなかったらずっと引きずって、一生モヤモヤした残念な人生を送ることになるのですから。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事を書いたのは、ソウルフォースマイスター・片平悦子です。
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