潜在意識の信念の作られ方

潜在意識のことを知ってしまったばかりに、辛いな〜悲しいな〜という場面に遭遇して辛い気持ちになることがあります。
先日、個人的にはとても切ない光景に遭遇しました。
切ない光景
私は、近くの駅へ行く下り坂で2組の親子を追い越した。
学校帰り小2−3年生くらいの女子2人。
この二人の女の子、説明のためにAちゃんとBちゃんとしよう。
Aちゃんのマフラーを突然Bちゃんが横取りした。
当然だけどAちゃんが「返して」と言った。
すると、Bちゃんがきつい口調で言う。
「だめ!罰ゲームをしてから」
私は追い越しざまに横目でマフラーを取られたAちゃんの顔をチラ見しました。
すると・・・
AちゃんはBちゃんを睨みつけて怒った表情。
強く反論したいけどうまく言えなくて苦しそう。
さらに、罰ゲームの答えがわからなくてとっても困った様子でした。
私は、見ないふりをしてそのまま横を通り過ぎ追い越しました。
だって、後ろにはこの二人の女子のそれぞれのお母さんがなか良さげに会話していたからです。
そして、ちょっと寄り道をしてからホームに行くと、先ほどのAちゃん親子がホームにいました。
近づくと、Aちゃんがお母さんにBちゃんの悪行を訴えている様子。
お母さんは・・・答えに窮し、困った顔をしています。
私は気になりましたが、そこで立ち止まって眺めることもためらわれたので、その後どうなったかは…わかりません。
Aちゃんの気持ち
でも、私は切ない気持ちになりました。
なんとなく、Aちゃんの気持ちが伝わってきたからです。
だって、Aちゃんは自分のマフラーを母親の目の前で取られたのです。
Aちゃんのお母さんが、気づいたか気づかなかったかは別ですがお母さんはAちゃんを助けてはくれず、Bちゃんのママと
談笑して後ろから歩いていました。
Aちゃんは罰ゲームの答えがなかなか見つからず困りました。
なんとか返してもらってホームまで来てお母さんに窮状を訴えたけど、お母さんはうまく答えることができません。
こんな時、Aちゃんはどう感じるのでしょうか?
『目の前で自分が困っているのを見ていたのに、母親は助けてくれなかった。』
『2人きりになった時、母親に訴えたのに、次回どうしたらいいか明確に答えてくれなかった。』
『お母さんは自分を守ってはくれないんだ。』
こんな日常の出来事が積み上がっていくと、人は一体どんな風に感じるようにのでしょうか?
1回…10回…100回…1000回…と似たような出来事が重なると…
Aちゃんは
『お母さんは守ってくれない。』
『友達は意地悪をする。』
『友達のお母さんも知らんぷり。』
『私は孤独だ。』
『誰にも守られていない。』
『私なんていなくてもいい存在なんだ。』
「私は愛されていない」と思うようにならないのでしょうか?
とっても些細なことなのに,その些細なことが積み上がっていくと結果として自信を失っていくわけです。
自分に自信が持てない
こんなに、こんなに、些細なことの積み上げ。
お母さんが悪いとも言い切れません。
Bちゃんが悪者というほどでもありません。
Bちゃんのお母さんが意地悪なわけでもありません。
本当は、親バカと言われようが、変人と言われようが、Aちゃんのお母さんがAちゃんを守ってあげる必要があると私は思います。
それが正しいかどうかは別として。
これから社会に出て行くわが子を
・一人前にする
・自信をつけさせる
・プラスの自己イメージを作ってあげる
という意味では、何としてもお子様を守る必要があると思います。
お母さんの立場
おそらく、お母さんは瞬時に
・自分の立場
・世間の一般定期対応と評価
・相手のお母さんの立場
・その場合の相手のお子さんの気持ち
・総合的判断として、どうすべきか?
を先に考えてしまい、Aちゃんに何も言えなかったのだと思います。そんな表情にみえました。
だから、総合的に判断できる素敵なお母さんなのでしょう。
子供の潜在意識への刷り込み
でも
でも
でも
Aちゃんから見たらどうでしょう!
状況も見ていて知っていて、子どもの自分が訴えたのに、自分を守るように動いてくれない母親。
これを何回も何十回も何百回も何千回も見せられたら、Aちゃんはどう感じるのでしょう?
「どうせ、私はひとりぼっち」
「私は愛してもらえなかった」
「私なんて生きている価値がない」
と無意識に思ってしまっても何の不思議もありません。。。
潜在意識の刷込は日常の些細なことの積み重ね
悪いことだというほどではないけど、ちょっとだけ傷ついて、、、でも、その傷の穴を埋められない毎日。
そんなこんなで、心根が優しく周りの顔色を見て行動できる子の方のほうが、多く傷つき心の悲鳴を抱えたまま大人になる。
そして、満たされなかった感情を抱えたままの子どもが大人になり、父親になり母親になり、それぞれの立場で駄々をこねる・・・
それぞれが幸せを求めてもがいているのに誰もが幸せになれないこの構図。
認めてほしい・愛してほしい
潜在意識に満たされない感情を抱えたままの子どもが住んでいる大人、そんな両親のもとに生まれた子ども。
こんな時、家族の誰か一人が認めてほしい・ほめてほしい側から、認めてあげる、ほめてあげる側に回ることができれば、みんなが幸せになれるのに・・・
つくづくそう思います。
「田舎のエツコの成功法則」講座でワークをして頂くと、特に大きな事件があったわけではないのに、小さな出来事の積み上げで、傷ついた自分が刷り込まれ潜在意識で泣いている小さい自分を発見される方がほとんどです。
そんな姿を見ているので、ついAちゃんの姿を見てそんなことを考えてしまいました。
子供にとって、母親の言動・父親の言動の一つ一つがどれだけ影響を与えているかと思ってしまいます。
もちろん、どなたも20歳過ぎれば一人前。
それなのに、ことあるごとに過去の傷ついた自分が顔を出して
・自信が持てなかったり
・行動できなかったり
・八つ当たりしたり
・愚痴を言って甘えてみたり
しています。
それは、自分をも傷つけるし、他人をも巻き込んでいるとも気づかずに。
潜在意識で成功するための講座開催を始めた動機
私も偉そうなことは言えません。
気付くまでは、私自身がずっとAちゃんのタイプでした。
こんなに頑張っているんだから
『私を見て!』
『私をほめて!』
心の中ではそう叫んでいるけど、素直にはそう言えず少し斜に構え、環境や、相対する人をあれこれ非難しては責めまくっていました。
でも、ある時その原因が小さい頃の満たされなかった自分の感情にあったと気づきました。
そして、その感情を癒すワークをするようになったら「あら不思議、世の中は私の頑張りを影で応援していた人がたくさんいた!」とわかりました。
そのことに感謝できるようになったら、ようやく運命の輪が回り始め本当の自分を取り戻すことができました。
その間…半世紀
長かったです。
だから、自分が変わっていった過程をもっと時間短縮して早く変われるように工夫して、そのノウハウが役立つ人がおられるのではないかと思ったのが、私がセミナーを始めた動機です。
あなたも、似たようなことで悩んでいませんか?
その悩みが仕事に影を落としていませんか?
もしくは人間関係に影を落としていないでしょうか?
そんな時は「田舎のエツコの成功法則」は役に立てると思います。
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潜在意識にある台本を書き換えて、本当に人生を変革できるの?という方へ
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