○億の印税が入った後が一番貧乏でした

潜在意識の大家ジョセフ・マーフィー氏の著書「人生に勝利する」の一節に、

「口先で信じていると公言しているものが重要なのではありません。

重要なのは、あなたがあなたの心の奥底で本当に信じているものです。」と書かれています。

潜在意識で本当に信じていること。

今回は、潜在意識でお金に対して信じていたことが実現した方を紹介します。

本が360万部も売れた

今回ご紹介するMさんは、なんと出版本が累計360万部も売れた方です。

１冊1000円だとして印税８％なら１冊80円、それに360万部を掛けるとキャ〜！

２億8800万円。

実際は1000円の本ばかりではないと思うので、推測にすぎませんがとにか高額の印税が入った方です。

「360万部も売れたら、相当儲かったでしょうね〜」と、私。（^^/

すると、あえて数字は書きませんが「びっくりするほど印税が入った」そうです。

貧乏神のワナ

でも、でも、でも、、、、なんと

「高額の印税が手に入ったときが一番貧乏だった」

と、Mさんはおっしゃいます。

実際には

「無くなったらどうしよう？！」

「守らなくてはいけない」

「どうしよう・・・」

こんなマイナス感情が溢れ出て、自分が自分じゃないような精神状態だったそうです。

まさしく、これが貧乏神が取り付いている時に起こる状態。

もっと正確に言えば、潜在意識にお金に対するマイナスの信念が入っている状態です。

潜在意識で信じていたのは「お金がなくなったらどうしよう、怖いよう」ということでした。

そして、その信念の通り5年後には一文無しになり、妻の両親の年金のお世話になることに。

その時期に彼は私の講座に参加されました。

潜在意識にいた慈悲魔

Mさんは、私の講座に参加され、自分の潜在意識に慈悲魔がいたことに気づかれました。

さっそく高額印税が入ったMさん（50代・男性）の報告を紹介します。

これを読んで、あなたはどう思われましたか？

Mさんの潜在意識にいた慈悲魔という貧乏神は、まず最初に恐怖心を使いました。

次に、とにかくMさんに「いい人でいるためにはお金を使え」「お金を使わないといい人とは思われなくなるぞ」という恐怖心を駆り立てて一文なしにしていったのです。

普通の人はこれほど急に何億ものお金を手にすることはないでしょう。

ですが、使い道が決まっていないお金が急に大量に入ってくると、潜在意識にある恐怖心が頭をもたげ元に戻ろうとし始めることがあります。

なぜなら以前の貧乏生活の方が、失う恐怖や心配がなくて心が平穏に暮らせるからです。

彼は講座のワークで自分が一文無しになった原因に気づかれました。

最後に「幸福に成功したい方」と書かれていますが、素敵な表現ですね。

本当は家族と関わり合いたいのに、仕事上そうできなくて苦しんでいるパパもいるかもしれません。

現代は共稼ぎなので、父親だけでなく母親も切ない気持ちで働かざるを得ない可能性もあります。

潜在意識にある愛されていない自分

親は子供のために、精一杯働いているのに、幼い子供達はその親の気持ちは理解できません。

その結果「愛されなかった」という感覚ばかりが残ってしまう・・・

そして、親を心から愛せない苦しみを引きずることになる場合があります。

そういう方が、

「愛されるためには何かを差し出さなければいけない」

「持っているものを差し出さないと愛されないかもしれない」

という恐怖心を信念として持ってしまうとMさんのようになることがあります。

貧乏だった時は仲間だった人達が、豊かになった彼に何かを要求する。

すると、「その人に愛され続けるためには何かを差し出さなければいけない」と、潜在意識が勝手に反応して「何か」を差し出してしまいます。

今回の場合は、その「何か」が「お金」だったわけです。

まとめ

「豊かになりたい！」

それは、どなたも願う思いでしょう。

しかしそのためには、先に潜在意識に【豊かな自分】【愛されている自分】をしっかり確立しておかなければなりません。

潜在意識で【豊かな自分】【愛されている自分】をしっかり確立できた人は、誰が何を言っても揺らがない自信があります。

人の意見に揺らがない自信が持てるようになるのです。

あなたの心の中（潜在意識）には、豊かな自分、愛されている自分が住んでいるでしょうか？

住んでいないならなぜでしょうか？

そこを追求し、潜在意識から貧乏神を追い出した時、本当に豊かな世界に出ることができます。