トラウマの奴隷になっていませんか?

潜在意識とは不思議です。
トラウマといわれるものは潜在意識に存在します。
もしあなたが今、心が自由でないとしたら、何かのトラウマの奴隷になっているかもしれません。
トラウマのせいで自己肯定感が低く、自分はダメなんだと思ってしまっているとしたら… もったいないことです。
トラウマができた背景
私の講座受講生のSさん(40代男性)に起こったことを紹介します。
中学時代、生徒会の学習委員長になり、初めての学習委員会で皆の前で説明をしました。
しかし、文書は用意していたものの、話し方の練習をしていなかったため、しどろもどろになってしまったと言うのです。
すると、Sさんは担当の先生にダメ出しされ叱られました。
Sさんは教室の隅に連れていかれて、後輩が見ている中で説教されたというのです。
しかも、副委員長は当時の彼女で、その副委員長が代理で説明をしたそうです。
この内容を見て、あなたが男性なら何と思うでしょうか?
男性のプライドがズタズタじゃないか!?とこの先生に憤りを感じませんか?
トラウマの奴隷になっていませんか?
この話を聞いた時、私はSさんにこの担当の先生は男性か女性か聞いてみました。
なぜなら、男性の先生なら普通はこのようなことをしないからです。
良識ある男性の先生が、思春期に入った男子生徒のプライドを傷つけるなんてありえません。
案の定、独身の女性の先生だったと言います。
叱られたことがトラウマになり、Sさんは今でも人前で話す時すごく気を使うと言います。
第3者の私から見たら、完璧な人などいないのですから、自分らしく話せばいいだけなのに本当にお気の毒です。
でも、当のSさんはなかなかそうは思えません。
傷つけられたそのプライド裂傷は大きく、絆創膏を貼ってもなかなか癒えない心の傷として今も残っておられたのです。
そのせいで講師となった今も、とても言葉選びには慎重で気を使うとおっしゃいます。
これは、完璧に過去の出来事がトラウマになり自分自身を表現できない状態です。
まるで、トラウマの奴隷になったかのような状態です。
苦い失敗の思いに囚われていませんか?
トラウマの奴隷から抜け出すにはどうすればいいのでしょうか?
私たちは、思春期に失敗したり傷ついたり挫折を味わったりして成長します。
その時、上手にプラスに転じることができればいのですが、それができないとつい自分を責めてしまう方がおられます。
Sさんもそのタイプ。
そしてSさんのように自分を責める人は、いい人のことが多いです。
でも、よく考えてみましょう。
1、目上の人や指導者だって完璧ではありません。
2、自分の「Do」は反省しても、自分の「Be」まで否定する必要はありません。
3、「失敗」と見えるものは、自分のマイナスをプラスに転じる「成功の種」です。
もしこんな風に考えることができれば、トラウマをそのままにせず、今後は自分の個性を生かしながらプラスの人生を展開させることができます。
誰しも思春期は感受性は豊かなのに、適応能力は十分ではない時期です。
どうぞ、その時の傷を引きずらないでいただきたいと思います。
あなたも何かの思いに囚われていませんか?
ここまで述べたように、なぜか低い自己肯定感を持ってしまっている方がおられます。
そのような時は、第3者から見て本当にそうなのだろうか?と、立ち止まって考えてみていただきたいのです。
Sさんは【田舎のエツコの成功法則】のオリジナルワーク「貧乏神さようなら」で、このトラウマと決別できそうです。
潜在意識にある台本を書き換えて、本当に人生を変革できるの?という方へ
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