不登校の子に絶対にやってはいけないNG行動

不登校の子に絶対にやってはいけないNG行動

今回は不登校についてです。不登校は徐々に、あるいは突然学校にいけなくなります。親にすればなぜ学校に行けないのか理由がわからないため、対応に困ります。また、自分の子が不登校でなくてもママ友のお子さんが不登校だとどんなふうに対応したらいいか悩むことも多いものです。

そこで今回は、不登校になってしまったお子さんに、絶対にやってはいけないNG行動について書きます。

不登校は不登校になった本人が一番苦しい

私は、不登校ではありませんが、30代になって参加したいセミナーなのに朝目覚めると1ミリも動かせない頭痛で、セミナーに全く参加できなくなり、1年と7ヶ月苦しんだ経験があります。その時に、学校に行きたいのに行けない不登校の苦しみってこうなんだろうな…としみじみ思ったことがあります。

その後、一人起業家さんの起業サポートをしていて、お子さんの不登校の相談を受けることが増えました。実際、頼まれて不登校でお困りのお子さんのお家に伺ったこともあります。すると、お母さんが不登校の娘さんの部屋にズカズカと入っていき、布団をかぶっている娘さんの布団を引き剥がし始めました。娘さんは抵抗します。お母さんは学校にいかせたくて必死で、なんとか説得して解決すると思っているようでした。その姿を見てお子さんのいたたまれない気持ちが伝わってきて、もう「やめて!」と叫びたくなるくらい辛かったことを思い出します。

不登校は、行きたいのに行けないから苦しいんです。お子さん自身、なぜ学校に行けないのか?なぜ腹痛で動けないのか?自分でもわからないから本当に本当に苦しいんです。また、子供さんはピュアなので、明確に嫌なことがあったとしても、それを親に言うことは『親に心配をかけるかもしれない・悲しませるかもしれない‥』「相手に迷惑をかえるかもしれない‥」と考えてしまい、心に蓋をしてダンマリを決めてしまう。。そんなことがあります。

不登校の子に絶対にやってはいけないNG行動

私は不登校専門のカウンセラーではないので断定的なことは言えません。しかし、不登校のお子さんを観察していると、真面目で優しいお子さんが不登校になることが多いようです。不登校になったお子さんに絶対やっては行けないのは以下3つです。

1、学校に行くよう説得する

真面目で優しくていい子だったのに、なぜ学校に行けないのか?親御さんには理解不能に感じるかもしれません。でも、お子様が不登校になった場合、お子さんだってなぜ学校に行けないかが分からない場合がほとんどです。ただ、体が動かなくなり行けなり、気分が落ち込み学校に行けない。。。。ひどくなると、体に症状が出ます。頭痛・吐き気・腹痛など本当に痛みが出ます。でも考えてください。大人だってストレスが増えると胃がキリキリしたり円形脱毛になったりしますよね。その時にそれでももっと働けと言われたらどうなるか考えたら、それこそもっと落ち込み最悪消えてしまいたくなります。

だから、説得してなんとか学校にいかせようとするのはやめましょう。

2、行けない理由を問い詰める

なぜ不登校になるかというと、本人は自覚していませんが、本人の無意識(潜在意識)が登校を拒否しているからです。朗々と学校に行けない理由が言えるなら、ただの「ずる休み」です。学校に行きたいのになぜか行けないから苦しい。。。自分でも行かなきゃいけないと分かっているのに、行くことができないから苦しい。。。それなのに、どうやって学校に行けない理由を説明できると言うのでしょう。

潜在意識のことなんて学校で習わないし、その処理の仕方も習っていないので不登校の原因なんて言えなくて当然なんです。だから、本人もよくわからない学校に行けない理由をギリギリと問い詰めないでください。

3、無理に会話しようとする

お子さんは自分でも学校に行けないことが悪いことだと分かっています。悪いことだと思っていなければ部屋に篭ったりせず堂々としているはずです。それが、悪いことだと思うから、自分を責め、自己卑下していることが多いのです。そのような時に、親が口には出さないけれど、心で「責め」の波動を放ったままお子さんと向き合ったところで、お子様は『どうせ分かってもらえない』と、心のドアをピタリと閉ざしてしまいます。

だから、親の側に『なんで!学校に行けないの?』と言う責めの気持ちがあるうちは、不登校に関する会話は避けたほうがいいです。そうではなく楽しい話題、いつものさりげない会話を交わすようにしましょう。

まとめ

お子さんが一番気持ちが落ち着くのは級友が学校から帰った時間帯。この時間帯は級友も自宅に戻り、自分も自宅にいる対等な立場なので、外に出られたり部屋から出て普通に過ごすことができます。

その時間帯にお子様が部屋から出てきたら、不登校になる前と同じようにたわいない世間話をしたり、楽しかった話をしてください。今日あげた3つのことをしなければ、時期はわかりませんが、落ち着いたら学校に行けるようになります。

そして、学校に行けないことは、人間性がダメなことを意味しているわけではありません。人生の一時期、何かの理由で学校に行けないだけです。みんなと同じことができないという挫折を味わうのは若い人にとってマイナスではありません。挫折することで、人に優しくなれたり、苦しんでいる人に寄り添える人間を作る機会とも言えます。

不登校のお子さんのご両親やその周囲の方々は、ダメなことできないことを責めるのではなく、その挫折がプラスに転じてきっと将来素晴らしい成人になると信じて見守る時期にしていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いたのは、ソウルフォースマイスター片平悦子です。

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