思考がグルグル・・「二十日ネズミみたいだね」と言われた・・

今日、個別相談にいらした方は、何の不満もないのに悩みがあるらしい。
聞いていると、悩んでいることが3つほどある。
- 自分の気持ちとして、今の仕事も楽しいけどもう少し難しいスキルの仕事に挑戦したいと思っていること
- でもそのことを、上司に言っていいかどうか迷っていること
- そうすることがいいことかどうか判断できないこと
この3つが、グルグル頭の中を回って何をどうしたらいいかわからなくて苦しいという。
判断の基準1:【自分の意思で決められるものか】
今日の相談者の方は、自分の願望と、それをいつ言うべきかと、拒否されたらどうしようと悩んでおられ、もう何ヶ月も頭の中でグルグルと思考が回っているとおっしゃる。
知人に相談したら、「まるでゲージの中をグルグル回る二十日ネズミみたいだね」と言われたと笑っている。自分でもその通りと思ったらしい。
これは、左脳型で、1つずつ問題処理ができる男性には理解不能かもしれない。けれど、右脳型の女性にはよくあることだ。女性脳は、あれもこれも平面に並べて思考できるからだ。
この能力が表目に出ると何人もの子育てができるし、幾つもの仕事を同時並行でこなせる。でも、この能力が裏目に出ると、二十日ネズミみたいになって思考だけがグルグル回り、だんだん追い詰められていくんだよね。わかるわ〜〜(><;
こんな時は、悩みを分解してみよう。その悩みは
- 自分の意思で決められるものか?
- 自分の意思だけでは決められないものか?
に分けてみるといい。
そして、自分の意思で決められるものが、自分ができることになる。
自分の意思で決められるものなら、その結果が吉と出ても凶と出ても、自己責任で受け止められるし、前に進むことも退くことも自分次第で、自由に決められる。
判断基準2:【優先順位を決める】
相談者の方に聞いてみると『こうしたい』という願望はあるけど、
- それを言っていいのか?
- 言ったらどうなるのか?
- 言うタイミングはいつがいいのか?
- 拒否されたらどうすればいいのか?
グルグルハツカネズミ状態だという。
だったら、優先順位の1番目は、決定権がある人に、自分の意思を伝えることだ。伝えた結果を見て、またどうするかを考えるしかない。
判断基準3:【他人の意思が関係するものは都度判断】
考え方は人それぞれだし、同じ人でも、おかれた立場によって、違う判断をしなくてはいけないことがある。
平社員だったら自分の都合を優先して考えても許されるけど、中間管理職ともなれば、下の意見を聞きつつ、会社の利益になる判断をすることになる。
自分の立場と相手の立場、組織の立場などを考慮して、都度、判断が必要になる。
こんなふうに、
自分軸
↓
他人軸
↓
組織軸
↓
社会軸 … と、視点を上げていくと、判断は変わることが大いにある。
ではどうする?
今回の相談者の場合は、まだ就職して間もない立場だったので、
①上司に自分の意思を伝える
②上司の意見・判断を仰ぐ
③その上で今後どうするかを再考する
そうすれば、スッキリ考えをまとめられるのではないだろうか?そんなふうに話したら、満面笑みで「スッキリしました!相談してよかったです!」とおっしゃる。
私も、『90分の個別相談が、無駄でなくてよかった..』と、ほっとした。
そういえば・・
私は、話を聞いていて、、経営者になりたての頃(40代後半)の自分を思い出した。当時の自分は、自分が知っている知識の範囲内で、精一杯判断し、行動していた。でも、経営はズルズルと右肩下がりだった。あと1年持ち堪えられるか・・?赤字が大きくなる前に潰そうか・・・焦っていた。
困って、コンサルタントの先生に指導をお願いすると、自分の知識外のところから眺めては、質問を繰り出し、経営状況を分析してくる。
その時の経験で『ああ、こういうものなのか・・・物事を俯瞰できる知識と経験を積みあげると、取捨選択したり、優先順位をつけることができるんだな』ということがわかった。
あれから、20年という時間が流れた。
その間、私は、このままじゃダメだと思って、どんどんお金と時間と労力を注ぎ込んで勉強したし、経験値も増えてきた。そして悩み相談を引き受けてみると、昔、自分がコンサルを受けて感じたことを、今度は自分ができる立場になっていることに気づいた。
努力は、いつの間にか少しずつ実力に変わるんだね。
だから、今がダメでもがっかりすることはない。
努力を継続すれば、10年後には、別人のあなたになっている。だから努力は楽しい!
悩みは、苦しい・辛いというネガティブな面だけ意識してしまうことが多い。けれど、実は、悩みは人を成長させるパワーという積極的一面もあると思う。
まとめ
頭の中でいくつかの考えがグルグルしているときは、下記のことを思い出そう。
1、自分の意思で決められるものはすぐ行動!
2、残りのタスクに優先順位を決める!
3、第3者が関わるものは都度判断
こんな明確な判断基準を持つと、サクサク動けてストレスがなくなりますよ。
個別相談を受けたい方は、下記を見てから申し込んでね。
↓↓↓↓↓
https://mnqw7chj.autosns.app/addfriend/s/CYkeUTl8Rb/@104ittvp
潜在意識にある台本を書き換えて、本当に人生を変革できるの?という方へ
-
前の記事
嫉妬の使い方
-
次の記事
子育て中の言葉がけ、大丈夫ですか?